写真を見た目に近づける

// 2009年11月10日 // Comments (0) // 撮影の小技

暗い室内から外の風景など明暗差が激しい景色を撮影すると、白とびや黒つぶれを起こしてしまいます。これはカメラやレンズが人間の目の性能に追いついていないからです。
人間の目は暗い部分と明るい部分を瞬時に切り替えて見ることができるので、部屋の中も窓の外も、ごく普通に見ることができます。しかしカメラは明暗いずれかにコントラストを合わせて撮ることになるので、どちらかが犠牲になってしまいます。

もっと人の見た目に合わせた写真を撮りたくて(作りたくて)、HDR合成という編集方法が使われるようになってきました。
HDR合成を簡単に説明すると、明るい部分にコントラストを合わせて撮った写真と暗い部分に合わせて撮った写真を合成して、明暗部分が両方とも適正な露出になっている写真を作り出すというものです。
ただこの方法は、1枚の写真を編集するならいいけれど、パノラマ画像のように1箇所が8枚以上の写真になる場合は調整に時間がかかってしまいます。

そんな中で登場したのが、今もっとも注目しているニコンのデジタル一眼に搭載されている「アクティブD-ライティング」です。
アクティブD-ライティングを設定しておけば、撮影シーンに応じて明部、暗部、中間部の諧調を適切に調整して記録してくれます。
この処理は撮影時に行われるため、撮影後の編集(合成)作業を行う手間が省けるという優れた機能だと思います。

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普通に撮った写真、アクティブD-ライティングで撮った写真、HDR合成した写真の比較は、こちらのサイトをご覧ください。

ビデオカメラの世界では、シネマトーンガンマ、ブラックストレッチ、シネフレームなどの機能を駆使して映画的なフィルムトーンに近づける技術が開発されてきましたが、ニコンのアクティブD-ライティングも、そうした作家の望みを叶える技術のひとつとして、もっと評価されるべきかと思います。

先日購入したニコンD5000にもアクティブD-ライティングが搭載されています。
パノラマ用にセッティングしたので一般の写真やハイビジョン動画を撮るつもりはないのですが、アクティブD-ライティングを強めに効かせたハイビジョンビデオを撮って、Sonyのハイビジョンビデオカメラのシネマトーンガンマ&ブラックストレッチを設定した映像と比較してみたくなりました。

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